2011年02月25日

イラク人質ジャーナリスト緊急参戦!

【3月9日、ジャーナリストが宗教を語るイベント=宗教紛争・テロ、そしてカルト問題】

 特報 イラクで人質になったジャーナリストの安田純平さんが、緊急参加することに決定しました! 
 イスラム圏での取材も豊富な安田さんには、取材を通して感じたイスラム教を語って頂きます。

 まだまだ席に余裕が有りますので、是非、ご予約を!



 以下、すでにお伝えした告知です。

3月9日、東京・新宿のネイキッドロフトで、トークイベント「宗教を越えて、宗教と共に 〜世界3大宗教からカルトまで〜」が開催されます。日本のメディアではとか
く国際紛争やテロ、カルト宗教事件のニュースで取り上げられることが多い「宗教」。でも宗教って、そんなに怖いものなのか? 国内外の取材で宗教に触れてきたジャーナリストたちが語
ります。

イベントの呼びかけ人は写真家でジャーナリストの
href="http://www.momoikaz.sakura.ne.jp/index.html">桃井和馬氏。世界140ヵ国を取材し、「紛争」「地球環境」などを基軸にしたプロジェクトを通し独自の切り口で「文明論」を展開し、『すべての生命(いのち)に であえてよ
かった』(日本キリスト教団出版局)などの著書があります。2011年度より恵泉女学園大学客員教授。当日は、主にキリスト教について語る予定です。

野田雅也氏は、かれこれ10年くらいチベットを取材しているフォトジャーナリスト。2008年のチベット騒乱の際には、チベット亡命政府があるインド・ダラムサラから現地リポートを行ないました。現在も、中国の開発事業によるチベットの砂漠化や水問題など、アジア全域の水源に関わる環境問題を取材しています。当日は、チベット仏教について語ります。

そして本紙主筆の藤倉も出演させていただくことになりました。国内では信仰を利用して人々を傷つけるカルト宗教の問題を取材していますが、2008年以降、チベット問題の取材でチベット本土やインドのダラムサラを取材し、チベット仏教を信仰する人々の姿に触れてきました。その中で、「熱心な信仰は必ずしもカルトに直結しない」という確信を肌で感じています。いわゆる宗教紛争の構造と、カルト対社会の対立の構造も、全く違います。カルト問題の実情報告するとともに、こうした話もしたいと思っています。

宗教やカルトをテーマにしたイベントは様々なものがありますが、信仰をテーマにしたイベントではカルト問題について語られる機会が少なく、逆にカルト問題をテーマにしたイベントでは宗教全般の信仰について語られる機会が少ないという傾向があります。今回のイベントは、信仰をめぐる紛争・暴力・社会問題を取材してきたジャーナリストが、ネガティブな事実から目をそらさずに宗教の寛容や希望を語るという、あるようでなかった希少な機会になりそうです。



「宗教を越えて、宗教と共に 〜世界3大宗教からカルトまで〜」

宗教は怖い? 海外ニュースでは国際紛争やテロの話題が飛び交い、国内では「カルト宗教」の事件ばかりがメディアをにぎわせる国・日本。寛容な宗教のあり様を求めて、国内外の宗教を取材するジャーナリスト・写真家がタブーを排除しトークバトル。取材現場でのこぼれ話・写真多数公開!。

【日時】
2011年3月9日
開場18:30/開演19:30

【出演】
桃井和馬(写真家・ジャーナリスト)
安田純平(イラクで人質になったジャーナリスト)←緊急参戦!!
野田雅也(フォトジャーナリスト チベット仏教)
藤倉善郎「やや日刊カルト新聞」主筆

前売¥1300円/当日¥1500(共に飲食代別)
※お問い合わせ・ご予約は以下のネット予約、
http://bit.ly/gijaZS
または店頭電話にて受付中。
NakedLoft:03-3205-1556(17:00〜24:00)


posted by momoikazuma at 11:14 | TrackBack(1) | 記事

2011年02月14日

國森康弘氏「週刊読書人」

フォトジャーナリストの國森康弘氏http://www.kunimorifoto.net/が「週刊読書人」(2月11日)に以下のような書評を書いて下さいました。
 國森氏は、京都在住のフォトジャーナリストで、JVJAのメンバーです。
 氏の一字一字、彫り込んだこの文章に、強く感銘を受けました。
 同時に、私の真意を深い部分でくみ取って下さったことに、感謝の念が耐えません。

 氏の許可を頂き、ここに掲載させて頂くことになりました 

 41歳の妻がくも膜下出血で倒れてから息を引き取るまでを、写真家としてジャーナリストとして、何より夫として、刻み続けた十日間の記録。
 著者の心情、妻の息遣い、小学生だった娘の苦しみが、言外含め読み手に迫る。本著のどこを切っても鮮血が噴き出す錯覚にとらわれた。この本は生きている―。著者の「魂」が宿る。
 それはひとえに、著者がこの状況に置かれて「再確認」した部分も含めて、妻への強烈な愛と哀しみによる著者と妻の距離感、あるいは著者と本書との距離感がそうさせているのだろう。過去の桃井氏の著作とは一線を画し、徹底して一人称で綴られるそれは、読み手の心を打つ深い愛の物語であると同時に、「距離」があまりに近すぎて、他者即ち読者の一部は入り込めない恐れのある、諸刃の剣でもある。
 しかし、ジャーナリストとしての描写の克明さは病院側の対応、面会者たちの功罪をはじめ、若くして死を迎える(最愛の)患者の様子、正気を失っていく自身や身内の感覚、までを(著者が書くように)「見聞きした出来事を、血肉化し、再構築し」、「自分の身体の中に宿らせた事象を、己が握りしめたナイフでえぐり出す行為」として見事なまでに結実させている。
最愛の者に迫りくる死と家族の苦悩をここまで描写し切った本がほかにあるだろうか。05年、生まれる赤ん坊より死にゆく人の数の方が多い「人口減少社会」に突入した。将来百万都市が毎年一つずつ消滅する「多死社会」を迎える我々にとって、自分の死をどこでどう迎えたいか、家族の死をどう受け止めるか、脳死になれば臓器提供するのか、延命措置を希望するかを、日頃から考え、家族で話し合い、書面に残しておくことは肝要であり、その際にも本書は大変貴重な存在となる(私は『家族を看取る』(平凡社)で看取りの場やその意義について書いたがあくまで三人称の距離感で、である)。
さらに、一四〇カ国を回ってきた著者ならではの特徴は、最期の十日間を時系列で追った各章に、紛争地など各地で三人称的距離感で見てきた「死」を織り交ぜている点だ。例えば一日一万人の割合で人口の計八分の一が命を奪われたルワンダの大虐殺について、殺人者は「善良な市民」だったことを取材し、「日本ででもジェノサイドは発生する可能性がある」ことを感知する。内戦下のインドネシア・アンボンではムスリムも、キリスト教徒も、死体に卵を産みつけようともがくハエも、「すべての生命は、等しく、絶えず命を狙われる存在なのだ」と悟る。「死を生む社会構造のひずみ」を次々と暴くのみでなく、妻の死を通して「生死」を捉え直す作業を重ねていく。
大抵の人には経験できない修羅場と死の現場の数々に長年踏み込み続けてきた―自身の死をも覚悟してきた―著者の「心」がたった一人の、しかし最も大切な女性の、「死」によって瓦解した。その死は、キリスト者である著者を四国遍路にいざなった(改宗という狭義の意味ではない)。その死は、幼馴染の死から逃げるように世界を彷徨った著者の「原点」を見詰めさせた。その死によって著者は命の重みを総身で知り、祈りの意味を肌で理解し、そして浄土を感じた。
…本書は生きていると書いた。ならば、死が来る。それは読者が最愛の人を亡くすとき。自分たち自身の物語が生まれるからだ。あるいは自身が死ぬときかもしれない。

『妻と最期の十日間』桃井和馬著  フォトジャーナリスト國森康弘(くにもり・やすひろ)
posted by momoikazuma at 12:18 | TrackBack(0) | 記事

2011年02月09日

イベント「宗教を越えて、宗教と共に 〜世界3大宗教からカルトまで〜」

私が主催するイベントの紹介です。
是非、入らしてください!


宗教は怖い? 海外ニュースでは国際紛争やテロの話題が飛び交い、国内では「カルト宗教」の事件ばかりがメディアをにぎわせる国・日本。寛容な宗教のあり様を求めて、国内外の宗教を取材するジャーナリスト・写真家がタブーを排除しトークバトル。取材現場でのこぼれ話・写真多数公開!。

出演者
桃井和馬 (写真家・ジャーナリスト)
村田信一 (戦場カメラマンをやめた写真家/交渉中)
野田雅也 (フォトジャーナリスト チベット仏教)
藤倉善郎 「やや日刊カルト新聞」主筆

3月9日
Naked Loft(予約 http://p.tl/8Ovz
開場18:30/開演19:30
前売り1300円 当日1500円(共に飲食代別)
※お問い合わせ・ご予約はネイキッドロフトHP、または店頭電話にて受付中!!
03-3205-1556
posted by momoikazuma at 17:14 | TrackBack(0) | 記事

「ラジオ深夜便」

NHKラジオの「ラジオ深夜便」で、私のインタビューが放送されることになりました。

★放送日は2月24日(木)午前4時5分〜「明日へのことば/妻を看取った10日間の記録〜フォトジャーナリスト・桃井和馬さん〜」<約40分>です。

眠れないあなた。早起きのあなた。

ご試聴ください!

 
ちなみに、私の両親は毎日「ラジオ深夜便」を聞く、ヘビーリスナーです!
posted by momoikazuma at 17:09 | TrackBack(0) | 記事

2011年02月01日

Twitter

 最近、ツイッターばかり更新しています。
 それにしても、世界中に「情報」がつながる可能性があるツイッターは、IT音痴に私でも「すごい!」と思えるツールなのです。

 というわけで、「このサイトではブログの更新があまりない!」とあまり見なくなってしまう前に、私のツイートもご覧になってください。
 ツイッター名は、本名をそのままローマ字にしたもので「momoikazuma」です。
 
 追伸として、東京新聞(2月1日)の夕刊、「自著を語る」に拙文が掲載されました。http://bit.ly/hXF2SY(自著を語る)

 恥ずかしながら、四国で撮影を続ける私の写真入りです。
posted by momoikazuma at 16:37 | TrackBack(0) | 記事

2011年01月11日

イベント紹介(アサンテサーナカフェ)

「フォトジャーナリスト 桃井和馬さんトークイベント
〜私たちのごはんとつながる私たちの知らない世界の話!」
日時;2月26日(土)16;00〜18;00
場所;アサンテサーナカフェ (東京都目黒区三田2-7-10-102 JR恵比寿駅から徒歩10分)
費用;2000円(玄米おにぎりと三年番茶つき)
申込み方法:電話かメール 03-3791-2147 wwbj@cyber.gr.jp
定員;40名 定員になり次第、締め切らせていただきます

posted by momoikazuma at 09:33 | TrackBack(0) | 記事

2011年01月10日

「松島×町山未公開映画祭」

2011年1月10日

 年末年始は毎日「松島×町山未公開映画祭」http://www.mikoukai.net/ を見続けた。
 今回上記のサイトから購入できるのは全39作品。
 ほぼすべてが、アメリカで公開されたが、日本では公開されていないドキュメンタリー映画。
 それが凄いのだ!
 私自身は、これまでその中の31作品を視聴。残るは8作品のみ。

 昨夜はNO31の「収容所のラブレター」を見た。
 第二次世界大戦中、ヨーロッパにいたユダヤ人の運命を、一組の不倫カップルから描いたノンフィクション。
 彼らは強制収容所から帰還し、結婚した。

 これまでもあらゆる方法でナチスの犯罪は、映画や文章の題材となってきた。
 苦しく、辛い、ユダヤ人の経験。
 その中にも愛情のドラマがあったことを、改めて、今回の映画で知った。
胸が締め付けられそうになり、同時に、ときめいてしまう。
 これは必見。

 それだけでなく、NO30「ブラック・コメディ〜差別を笑い飛ばせ!〜」は、アメリカ黒人のコメディは、いかに差別の辛さから生まれたかを描いた秀作。
 たしか、チャップリンの言葉で「最高の喜劇は、悲劇の中から生まれる」というものがあったと思うが、それを感じさせる。

 NO21の「アウトフォックス」は、社会をイラク戦争に駆り立てていった、FOXテレビの犯罪を描いている。メディアが社会をミスリードした例だ。これも必見。

NO14「アーミッシュ」は、アメリカに住む厳格な清教徒アーミッシュの若者がアメリカ的な解放主義に接した時にどうなるのかを描いた作品。
 アーミッシュで有名な事件が、2006年に、あるアメリカの学校で発生した乱射事件だ。その学校の生徒にはアーミッシュが多くいたのだが、年長の少女は、乱射犯人に対し、「(他の生徒ではなく)私を撃って!」と名乗り出た。
 結局5人の生徒が殺されたのだが、アーミッシュの家族は、犯人とその家族を許したのである。(参照「アーミッシュの赦し」亜紀書房)
 彼ら、アーミッシュの精神的バックグラウンドが、この映画から分かる。

NO1 「ジーザスキャンプ」には、アメリカ人口の半数にも達するという、キリスト教原理主義者たちの狂気を見た。他人に非寛容なキリスト教精神。そんなものは私が考えるキリスト教とはまったく異なるが、その非寛容さを信じる者が、日本人の想像以上の多いことも事実。

NO19「イエスのショッピング〜買い物やめろ教会の伝道」は、一人の牧師と、彼に引きつられた教会員が、ウォールマートなどのショッピングセンターに行き、「クリスマスのプレゼントなど買うな!」とメッセージを伝える。
 クリスマスは、イエスの誕生を家族で祝う日。しかし、アメリカでは多額の借金までして、プレゼントを買いまくる日に成り下がっている。
 元々の成り立ちを考え、シンプルにイエス誕生を祝う日になって欲しいというメッセージが込められている。
 最後には、消費文化の究極の象徴であるディズニーランドに、彼ら一団は乗り込み、牧師は逮捕される。

 実は、この牧師は、一般の教団から認められた牧師ではなく、「自称・牧師」なのだ。
 しかし、その真剣さと、メッセージに込められた思いは、そこいらの牧師以上の真摯だ! これも必見。 

NO26「バーチ通り51番地 〜理想の両親が隠した秘密〜」は、理想の夫婦だと思っていた両親の、父親に、実は長年愛人がいたというもの。
 何度も胸が締め付けられそうになった。が同時に、人間が生きていく中で、みな愛情を必要としている、その気持ちもわかる。これも秀作だ。

NO29の「600万のクリップ〜ホロコーストを学ぶ」は、ホロコーストで殺害された600万人のユダヤ人を覚えるために、アメリカ南部、片田舎の中学生が、人数分のクリップを全世界に呼びかけて集めたというドキュメンタリー。戦争犯罪を覚え続けるには、こうして語り継ぐことが大切なのだ。そして、その方法は、それぞれが自分の頭で考え、実行に移すこと。それが重要であることを、改めて感じる。

 今回の映画を上記サイトから見られるのは1月25日まで。
 一本ずつ購入して見るのも良し、まとめて徹夜覚悟で視聴するもの良し。
 必見です!
posted by momoikazuma at 13:10 | TrackBack(0) | 記事

2010年12月23日

重版決定。

 昨日「妻と最期の十日間」(集英社新書)の担当編集者から、重版決定の連絡が入った。 発売から一週間弱で重版されることなど、これまで体験したことはない。

 嬉しい反面、・・・やはり戸惑いもある。
 一歩一歩、奢ることなく、前を向き続ける。
 歩み続ける。
 
posted by momoikazuma at 08:59 | TrackBack(0) | 記事