2010年10月27日

新刊「すべての生命にであえてよかった」

10月27日

 四国に行っている間、まったく仕事をしていなかったので、この一週間は、朝から晩まで、机の前でガッチリをした。
 遍路のために2週間もまとめて休みを取れることなど、会社務めをしていればほぼないわけで、その点フリーだからこそできることだろう。

 しかし一方で、フリーであるが故に、金銭的な苦労はいつも尽きない。

 金銭の安定を取るのか?
 それとも自由を取るのか?

 これはいつも、すべての人が抱える命題なのだろう。

 さて、すでに告知させて頂いていた私の新刊が出ました。


「すべての生命にであえてよかった」(日本キリスト教団出版局)1890円
    桃井和馬著

 以下のサイトから購入が可能です。

ブックサービス  http://p.tl/G-mo 
HMV      http://p.tl/F8U6
教文館 http://p.tl/Cqay

 アマゾンにはこれから掲載される予定ですが、まだ未定。
 アマゾンが動かないと、本が動かないというのが実情です。

 でも、渾身の一冊。

 クリスマスのプレゼントにもぴったりの本!
 ガンガン注文をお願いいたします。
 
posted by momoikazuma at 13:10 | TrackBack(0) | 記事

2010年10月18日

四国より帰宅

10月18日

 10月15日に四国の旅から帰宅した。
 それまでの2週間、四国の山々を、そして巡礼の道を歩き続けたのだ。

 もっともきつかったのは西日本で一番高い山「石鎚山」の登頂。
 この山は標高1982メートルと、決して高い山ではない。しかし元々「修験道」 http://p.tl/qtDM の修行地ということで、勾配はきつい。現在でも、最後の2キロがずっと、険しい場所に作られた階段なのだ。
 
 私は歩きで四国を回っていた。
 そのため、石鎚山に登るのも、登山口に到着するまで17キロ歩いた。それから2泊3日の行程。途中、イノシシと遭遇し、ヘビやカマキリ、ムカデやバッタと併走した。

 最後は気が遠くなりそうなほど、身体に疲労が溜まっていた。
 かつて、修験者たちは、階段もない崖の山を、這うようにして回り、祈り、修行を続けたのだろう。

 当時修験者たちが食べていたという携帯食料は、マメを発酵させたもので、味噌のような食料だった。これに生えている草木を合わせて食べながらの修行は想像を絶する。

 今回の四国では、夜、ほぼすべてを野宿で過ごした。
 大量のゴキブリに襲われた夜。
 また、たまたま寝た公園は、カップルのデート場所で、寝袋に入った私の隣で、私に気づかないカップルが、ずっと抱き合っていた。
     ↑
 これには困った!!!!!
 そこで、大きな咳を何度かして、私がいることを気づかせて上げた。
 無粋なり!

 カップルも怖かっただろうなぁ。
 彼らにすれば、私は立派なホームレス。びっくりして、少しだけ恐ろしそうに立ち去ったカップルの反応からそれがわかった。

 しかし同時に、野宿をして、社会の最底辺に組み込まれると、人々の温かい心も敏感に感じ取ることができた。
 毎日、毎日、何度も「お接待」を受けたのだ。

 お接待とは四国遍路をする者へ、飲み物や食べ物、そして時にはお金を渡す習慣である。

 ちなみに、1日に歩いた歩数は平均4万歩。距離にすると30キロほどだろう。

 途中、一回もパソコンにはアクセスせず。故にメールにチェックもしなかった。

 東京の自宅に帰ってきてすでに3日目。
 すでに身体がうずいている

 また、どこか遠くへ旅に出たい!!
posted by momoikazuma at 17:53 | TrackBack(0) | 記事

2010年10月01日

蠢く狂気とサディズム


10月1日
 
 「メディアの形が変わる」と言われて久しい。
 確かに、雑誌にはドキュメントを掲載するグラビアなど無くなってしまったわけで、メディアの形が急激に変化していることは、常々、実感として感じている。 
 それに、たとえばロフトなどで行われている「ライブ討論」が生放送としてインターネットで見られるのは、ありがたいばかりだ。

 しかし、である。
 これを読んでおわれる方は笑われるかもしれないが、「ニコニコ動画」というサイトを初めて見た。
 ニコ動は、ライブ討論や、映像などを流すサイトだ。
 このサイトの特徴は、放送が行われている時に、視聴者がコメントを自由に書き込める機能だ。
 それが、映像の中やコメント欄に秒単位で掲載されていく。

 私が初めて見たのは、先日まで国会議員だった鈴木宗男氏のインタビュー番組だった。
 生のインタビューが始まると同時に、コメントが殺到。
 匿名で送られるコメントの内容に、私は狂気を感じた。
 
 無数のコメントに書き込まれた憎悪と蔑み。日頃、表には出せない人々の心の奥底で蠢く狂気とサディズムと差別意識が、その中で踊り続けていたのである。

 日本人は、これほどまでに品を無くしてしまったのか?
 言論の暴力。愚劣化を辿る人々の心、精神。匿名の民主主義の、暴力的な発露・・・・。
扇動者が現れた時、人々のこの暗い劣情が、簡単に爆発するのだと感じてしまう。
 
 これが「新しいメディア」だというのならば、私はそんなものに関わりたくははい。
 
posted by momoikazuma at 13:07 | TrackBack(0) | 記事