2010年10月01日

蠢く狂気とサディズム


10月1日
 
 「メディアの形が変わる」と言われて久しい。
 確かに、雑誌にはドキュメントを掲載するグラビアなど無くなってしまったわけで、メディアの形が急激に変化していることは、常々、実感として感じている。 
 それに、たとえばロフトなどで行われている「ライブ討論」が生放送としてインターネットで見られるのは、ありがたいばかりだ。

 しかし、である。
 これを読んでおわれる方は笑われるかもしれないが、「ニコニコ動画」というサイトを初めて見た。
 ニコ動は、ライブ討論や、映像などを流すサイトだ。
 このサイトの特徴は、放送が行われている時に、視聴者がコメントを自由に書き込める機能だ。
 それが、映像の中やコメント欄に秒単位で掲載されていく。

 私が初めて見たのは、先日まで国会議員だった鈴木宗男氏のインタビュー番組だった。
 生のインタビューが始まると同時に、コメントが殺到。
 匿名で送られるコメントの内容に、私は狂気を感じた。
 
 無数のコメントに書き込まれた憎悪と蔑み。日頃、表には出せない人々の心の奥底で蠢く狂気とサディズムと差別意識が、その中で踊り続けていたのである。

 日本人は、これほどまでに品を無くしてしまったのか?
 言論の暴力。愚劣化を辿る人々の心、精神。匿名の民主主義の、暴力的な発露・・・・。
扇動者が現れた時、人々のこの暗い劣情が、簡単に爆発するのだと感じてしまう。
 
 これが「新しいメディア」だというのならば、私はそんなものに関わりたくははい。
 
posted by momoikazuma at 13:07 | TrackBack(0) | 記事